短杖とは
日本の古武道には各流・各派共に棒術と言われるものがありました。サムライの時代が終わり、廃刀令がしかれると旧武士階級は護身のためにステッキをもつようになりました。無外流では、当代であり、明思派の新名玉宗宗家の師、先代である15代塩川寶祥宗家が、大阪府警の武道師範 中嶋浅吉先生から継承した「内田流短杖術」を併伝武術として稽古していました。
東征流短杖とは
無外流明思派 新名玉宗宗家は、昭和の新宿騒乱を新宿の電柱に上って見ながら、「内田流短杖は対刀だ。現代の騒乱では、必ず右手に何かをつかんで攻撃しようとする。それは刀ではないから、内田流をそのままやってもだめだ」と短杖術を改良しました。その流派名は、臨済宗妙心寺派 龍源寺の松原哲明和尚から「東征流短杖」とつけられました。


