短杖術は

短杖術は、踊りじゃない。
文化じゃない。
スポーツでもない。
武術です。

武術だからといって、激しくて痛いような稽古はしません。
何度も、何度も同じ動きを稽古して、無意識のうちに遣える技を修得してもらいます。

体捌きをする事
先ず、修得するのは体捌きです。武術の基本中の基本です。

その場に居着くんじゃありません。
捌きなさい。
その場に居着いて、相手を倒すのは難しい。

体捌きは、単に横に動くのではありません。
自分の得物が相手に届かなくなるし、相手も自分の動きに対応し易すくなります。

また、相手の直ぐ側に入り身すれば良いというものでもありません。
この場合も自分の得物を遣い難いし、相手も圧を感じて直ぐ逃げようとします。
体捌きは、間合いを考える必要があります。
手足の長さや得物の長さにより、相手との間合いは異なります。
相手の何処に体捌きするのがベストか、というのを修得してもらいます。
杖先と杖尻を上手く遣う事を修得してもらいます。

短杖術を舐めてはいけません。
舐めたら、相手にケガをさせたり、自分もケガをします。

無外流思派宗家 / 東征流短杖宗家

新名玉宗

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